貧困ビジネス 逮捕の自称NPO代表「囲い屋と違う。お礼は受け取ってない」 (産経新聞)
生活保護の受給者が引っ越したように装い、大阪市から転居に伴う敷金や運送費の扶助をだまし取ったとして、府警捜査2課は30日、詐欺容疑で、自称NPO法人「あけぼのの会」(旧・あしたばの会北大阪支部)代表の畑勲容疑者(47)=大阪市北区=ら3人を逮捕した。大阪・西成周辺で生活困窮者らを勧誘して囲い込み、保護費の一部を取り込む貧困ビジネスを展開していたとみられる。
あけぼのの会代表の畑容疑者は逮捕前、産経新聞の取材に、不正への関与を否定していた。一問一答は次の通り。
−−団体の活動は
「わたしたちが目指しているのは、お金に困っている人にいろんな形でアドバイスすること。必要性を感じたら、生活保護の申請に同行することもある」
−−路上生活者を勧誘しているのでは
「勧誘なんてしていない。口コミで広がっている。困窮した人が『食べられへんようになった』と訪ねてきたら、じゃあ食事を用意しましょう、部屋も今日から見つけましょう、と取りかかる。相談料とか手数料とか、お礼のたぐいは一切受け取っていない」
−−支援をうたい、生活保護費の一部をとりこむ貧困ビジネスが問題になっているが
「うちは悪徳業者とか『囲い屋』とは違う。大阪市とは考え方に違いがあるが、行政が間違うこともある。われわれは大阪市や府、厚生労働省まで見解をただしたうえで、はっきりモノを言う。だから役所には煙たがられているのだろう。行政は弱者の味方になってほしい」
【関連記事】
・ 「弱者の味方」実体は… 敷金扶助、群がる不動産業者
・ 貧困ビジネスで詐欺 大阪の自称NPO代表ら逮捕
・ 海外支援の行方 食事代の一部が給食費に
・ 【古往今来】豊かさ、幸せとは
・ 貧困対策に1800億円 米ウォルマート
・ iPadが上陸
・ 貧困ビジネス 逮捕の自称NPO代表「囲い屋と違う。お礼は受け取ってない」 (産経新聞)
・ ガス田条約、早期交渉 月内にも局長級会合 日中首脳が合意(産経新聞)
・ 福島で震度3(時事通信)
・ 福島氏の理解得るよう努力=首相(時事通信)
・ 他人名義カードで買い物 詐欺容疑で政治団体会長ら4人逮捕 警視庁(産経新聞)
コメント 0